堅実な腕時計を手がけるブランドとして、多くのファンから支持を得ているOMEGAの時計。
今回はこのオメガというブランドの歴史と買取についてお知らせいたします。
1848年にルイ・ブランという時計職人がスイスのラ・ショー・ド・フォンという土地に工房を開いたのがオメガの始まりだと言われています。
その後、その工房を継いだ息子たちが生産体制を整え、1889年には年間10万本を超えるスイスの最大時計ブランドにまで成長することになります。
さらに、1894年には、ある画期的な機械式ムーブメントを発表し、最終的にそれがスイスイの時計産業の運命を決定づけるものとなりました。
そのムーブメントの完成度の高さにより、ギリシャ語で究極という意味のΩの名前が付けられたそのムーブメントは、19もの製造工程を経ることで作られていました。
この製造ラインのシステムは完全に分業体制が敷かれており、その後スイスの時計業界のスタンダードとなって、生産性アップと精度向上を得たスイスという国は、世界でも屈指の時計の生産地として発展してきました。
この近代の時計の歴史に名前を刻むこととなったムーブメントに付けられた名前であるオメガは、その後に正式な社名として使われることになりました。
それが正式に名付けられたのは、ライト兄弟が人類史上初めて飛行機によって空を飛んだのと同じ年である。1903年のできごとでした。
このように、オメガの名前が世界で誰もが知ることになるレベルにまでなったのは1969年のことでしょうkさ。
NASAの耐熱や耐寒、耐衝撃テストによって他の時計は止まってしまったり、壊れたりしてしまったのに、オメガのスピードマスターだけは唯一耐え、合格したのは有名です。
こうしてNASAに公式採用された、オメガスピードマスターは同年、アポロ11号のバズオルドリンと月面に降り立つことになります。
さらに翌年、酸素タンクが爆発してしまい、電気系統が故障したアポロ13号がスピードマスターを使ったことで奇跡的な生還を行ったというエピソードで、オメガはさらに信頼性を増すことになります。