ショパールは高級腕時計の名門として知られるブランドです。
腕の立つ時計職人だったルイ・ユリス・ショパールがスイスのソヴィリエにて1860年に創業。

同氏が作り上げる時計は壊れづらく、クオリティが高いと評判を呼び、世界のディーラーがショパールの時計を扱うようになりました。

その後、生産体制を強化すべく支店を設け、運営を息子のポール-ルイ・ショパールに任せ、よりブランドの地位を高めるべく本社をジュネーブへ移転。

その後、後継者をドイツの宝飾工芸を扱っていたショイフレに任せることにし、全ての経営権を売却しました。
ここから現在までショパールは伝統と進化を繰り返し、現在も一流時計と宝石のブランドとして多くのファンから支持されています。

話題作となったのはスイスの時計の技術とドイツの宝飾のノウハウを持つショパールならではといえる完成度を誇る、ハッピーダイヤモンド。
ショパールのコレクションの中でも傑作という呼び声の高いモデルが多数あります。
宝飾時計の中でも個性的な風貌を持つハッピーダイヤモンド。
デザインは滝の水しぶきからヒントを得て、それを時計で表現することを目指し、フレームとフレームの間にダイヤが入れられ、それが自由に動くというユーモア溢れる風貌を持ちます。

1990年頃になると独自のムーブメントの開発に着手。これには膨大な資金が必要のため、1995年春にやっと試作品が完成したものの、完成度が低いという理由から市販品の導入までに至りませんでした。
指揮をとっていたカール・フレドリッヒ氏はこの時点であまりにも制作費がかかりすぎてしまうことから途中で開発を諦めようとしたものの、既に引くに引けない状況にまで陥ってたという後日談があります。
幸い、その熱意と不安は見事に成果となり、念願であるムーブメントが完成しました。
65時間のパワーリザーブを持った自動巻きムーブメントで、創始者のルイ・ユリス・ショパールの頭文字をとった「L・U・C」というキャリバーNoがつけられました。

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